2009年6月4日木曜日

トヨタ 初代ソアラ No.1 未体験ゾーンへ

308CCが日本国内販売を開始しました。
308RCZのコンセプトを明確に受け継いだデザインは、206以降エキセントリックになるばかりの新世代プジョ顔において、明らかにそれを消化しきれていない308の既存ラインナップのボディスタイル(デザイン)への失望を払拭する実にシャープで華麗なライン。
ディーラーのショールームで実車を目の当たりにして、ちょっとクラッと来てしまいました。
うーっ!やばいやばい、急な発熱が起らないように、病の巣窟には絶対に近寄らないようにしないと・・・・
あ、担当営業くんから再来週の試乗車お試しの案内が来ている・・・・・・




先日、1/20F1作ったるぞー、と宣言した矢先に鈍いフェイントでコイツの製作記を曝します。
それは、トヨタ 初代ソアラ。

アオシマから最近発売された初代の前期型キット。
2800GTエクストラと2000VRターボ、双方のエンブレムがデカールで再現されています。
また、VRターボの方は純正のホイール付き。
残念ながら2800GTエクストラについては純正ホイールではなく、BBSのロープロファイルホイールが同梱されています。
今回自分が作るのは2800GTエクストラ仕様。
当時を知る方ならご存知かと思いますが、このソアラの登場はまさに衝撃的でした。
国産車において、公用ではない、あくまでパーソナルユースを対象とした「高級車」という概念を初めてもたらした(と思っている)のが、このソアラ。
先進のデジタルメーター、各種電子制御機能、華麗な2ドアクーペスタイル、そして圧倒的な2800ccの4バルブDOHCエンジン。
国産最高の動力性能を持ちながら、スポーツを前面に出すのではなくラグジュアリーを主張し、それに十分応える事のできた高い質感は、地方在住民にとっては外車がまだTVや雑誌上だけのものであっただけに、ステイタスシンボルとしても大いなる羨望を集めたものです。
車を運転する事が現実的になりつつあった当時の自分に取って、この初代ソアラの特に2800GTは身近な夢の車として憧れでありました。

そんな初代ソアラ、
プラモデルといえばタミヤのVRターボの印象が個人的に強いですが、それは絶版品だし、たまに中古で見つけても妙にお高い。
そんな折り、アオシマさんがさり気なーく出してくれたこのキット。
それはそれで嬉しいのですが、肝心の中身は・・・・
ボディは金型がヨレヨレなのかモールドがアマアマ。
特に何故か右側部分は一部消えかかっている位な程。
前後グリル周りのクリアパーツとのフィッティングもスカスカだし、かなりの修正が迫られそう。
インテリアの造形も取り敢えず、ダッシュぽい形の部品と椅子を作っておきました、程度のもので、部品点数が少なく、一見サクッとできそうながらもアチコチ手を加えなければとてもソアラに見えそうもない、といった、やり甲斐があるんだか、クソ面倒なんだかわからないキットであります。

てな感じで文句垂らしながらまずは車高チェック。

VRターボの純正ホイールを使う訳にはいかないので、もう一つのBBSを履いてみる。
しかしキットのタイヤは径が小さ過ぎ、タイヤハウスの隙間が80年代のホンダ車並みにスカスカだったので、手持のもう一回り径の大きいタイヤに履き替え。
それがこの写真。

スカスカといえば、ホイルハウスは向こう丸見えだったので、

プラパン切り出してシャシにパーテーション(笑

ヘッドライトのハウジングもあまりに素っ気なかったので、

こちらもプラパン切り出してパーテーション。

ボディの甘いモールドをスジ彫りして、特に甘さが目立つ前後バンパーの黒ウレタン部分は一度全てペーパーで削り落した後にプラ材貼って再表現。

一通りヒケとか修正した後、サフ吹き。

リアクォーターウインドウ部のブラインド?

何故かクリアパーツのモールド表現、これは酷い。

なので

両サイドを切り落として、

プラ材でブラインド?を自作


ボディに仮組して様子見。

うーんイマイチ。
後で作り直す事としよう。

続けてボディカラー。
2800GTエクストラといえば、やはりカーキ系の2トーンカラー(ホリゾンタルトーニングって言うんですか?)

ボディ全体をMrカラーのタンで塗った後にマスキング。
2トーン境界の最上部には細いラインが走っているので、それを0.4mmの超細テープを使ってトライ。

下半分はMrカラーのウッドブラウンにブラウン少々、更にシルバーを数滴垂らして気持メタリックのカラー(実車もメタリックだったと思ったけど・・・)

さあ、上手く塗り分けできているか、緊張の瞬間。

じゃん、

塗分けはまあまあ、だけど下半分の色合いは狙いよりかなり明るくなってしまいました。
もうちょっと暗い色でも良かったなあ。
バンパーの黒色部分を塗分けすれば少しは印象も変るかな?
やや不満残りますが、取り敢えずこのまま行きます。

さて、この状態で塗料の乾燥待ちとなりますので、その間は予告通り1/20のF1に着手するでありますよ。
(っつーか、既に始めていたりする)

11 件のコメント:

岡戸@貧乏暇無 さんのコメント...

その昔あこがれたなあ。祖粗。で、丸貧の若者はジェミニディーゼルを買いましたとさ。基準がわかりませんね(w
この茶系のツートンは色合いが難しいので断念しましたよ。

それよりも塗装治具の瓶の歴戦の後がすさまじいですね^^

ヒロシ さんのコメント...

当時大学生だった私も憧れましたね~
新車価格も当時としては驚きの400万近い価格だったと思います。
女子大生が助手席に乗りたい車のナンバー1だったのでこれを買ったら(買えないけど)彼女が出来るんじゃないかと妄想してました(笑)
製作頑張ってくださいね。F-1はなんだろう?楽しみ。

ドカ山 さんのコメント...

うわわっ
もう色まで塗ってる!!
ソアラステキ~
当時は中学生でしたが
初めてDOHCと3ナンバー(2800cc)
を意識したような気がします。
今でもオークション会場でたまーに見かけますが、風格は健在ですね。
製作のほうも楽しみにしてますです。

yaszo さんのコメント...

たしかに流行りましたねぇ。けど私の中ではソアラ=アホボンみたいなイメージが今だにあります(笑)
キットの方はアオシマらしくて(^^;
しかしもう塗装まで済んでるって早過ぎ!
F1もアメ車も頑張れ~w

BAEL さんのコメント...

うひょー

ソアラカッコイイっすねぇ!
しかも緻密な工作と塗装なのに作業が早い。。。
あらためて技術力の差を見せつけられるようです(泣)

ともあれ、素敵な作品期待してます~。

ちなみに、個人的には2代目のMZ20が
世界で一番好きなクルマだったりします(笑)

藤谷吉宏 さんのコメント...

岡戸先輩、おはよう御座います!

ジェミニは街の遊撃手こと、2代目が好きでしたね。
友人がイルムシャーに乗っていたし。

茶色のツートン、下半分の色合いがどうも気に食わない。
う~~ん、風呂に入れるかどうかしばらく考えます。

藤谷吉宏 さんのコメント...

ヒロシ兄ィ、おはよう御座います!

そうなんすよね、
当時の400万ですよ。
しかも税制面でも負担のキツかった時代の3ナンバー。
女性を瞬殺できる最強の国産車、しかも走らせても国産最強レベルに早い。
あれ、なんか欲しくなってきたぞ。

F1>
週末には紹介できるかな?

藤谷吉宏 さんのコメント...

ドカさん、おはようございます!

エンジンスペックもさる事ながら、数々の電子制御機能も話題になりましたよね。
デジタルメーターには未来を感じました。

製作の方は・・・・
他にやりたい物もいっぱいあるので、あまり拘らずにサクッと行こうかなあ、
と己に言い聞かせる、小雨の朝。

藤谷吉宏 さんのコメント...

yaszoさん、こんにちは!

アホボンっつー事は、身近にいらっしゃったのですね?
そういうオーナーが(笑

AOSHIMA Quality>
おなじヴィンテージシリーズと比べてみても、こいつの簡素さ、傷み具合は頭一つ抜けてますゾ。
しかし、ここで妙なやる気を出したらF1やアメ車に掛かれなくなりますんで、まあ程ほどとします。

藤谷吉宏 さんのコメント...

BAELさん、こんにちは!

いやいやいやいやいや・・・・
ちょい前から進めていたのをまとめてブログアップしたので、実際の進捗スピードはいつもとあまり変らんですよ。
技術力という意味では実物のアラにさりげなくフィルターをかける写真と記事の書き方を常日頃磨いていまス(爆

BEALさん、ソアラ歴長いのですね。
MZ20はNA6からの乗り換え?
これまた随分とドラスティックな(笑

匿名 さんのコメント...

ボロですけど実車ヤフオクに出してみました。
よろしかったらのぞいて下さい。
押し入れから、タミヤ ターボVR2000が、半端に銀を吹いただけの作りかけで出てきました。
これって価値あるんですかねえ・・・?