2009年10月20日火曜日

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette No.6 TORICON SP100

最近次男坊がYouTubeでこんなのを見つけて毎日観まくっています。


懐かしいなあ。
自分が幼い頃を思い出しますよ。
それにしても、このドタバタギャクのセンスなんか今観ても全く色褪せていない。
ほぼセリフ無し(本国版)でアクションと音楽だけで表現する年齢世代言語を超えたお笑いエンターテイメント、素晴らしいです。




さーて、
C3レーシング、いよいよリベンジのボディレッドパターンのマスキング塗分けです。

まずは比較的簡単な上面部、ボンネットとトランクのパターンから。



マスキング後に染み出し防止のクリアを吹いて、その後にレッド(ガイアの特色跳馬60年代カラー)を吹きます。



おーし、OK。
この程度でこけているようでは、とても側面分の塗分けなんかできませんからね。
それにしても濃い赤のラインが入った事で果然レーシーな雰囲気がアップ!
前回の退色した気の抜けた赤ならぬピンク?デカールのラインなんかより断然カッコいいですな。

お次は側面部。
各種ロゴマーク貼り付け面下地や一部文字部をマスクするのに、先日ヒロシさんのブログで紹介されていたコレを使う事としました。

ホルベインのマスキングフィルム、透明ブルーの低粘着タイプです。
決まったデザインに合わせてマスキングを切り出すのに良さそうな感じでしたので、ヒロシさんの記事を見たその晩に画材店にてソッコーで購入しました。

印刷したデカールパターンコピーの上にシートを貼って、デザインをなぞって切り出します。


ボディに貼ってみたらこんな感じ。
ちなみに「7」のマークは位置決め用のダミーマスク。

フィルムは薄く柔らかく、この程度の曲面なら何の問題もなくしっかりフィットしました。
密着性も十分で、また位置調整の為の何度かの貼り直しを行った後でも、それが落ちる事は殆どありません。
逆に、がっちり貼り付けてしまうとエッジの部分を上手くひっかくようにしないと捲れてくれないので、剥がす際には塗装面を傷つけてしまわないように慎重に行う必要があります。

そんなんで、ほぼ丸一日掛りで行ったマスキング後の姿がコチラ

外周の細いライン部を0.4mmのマスキングテープをフル活用してマスクしました。
なんかもうこれでお腹いっぱい、という感じ。
この状態でJMCに持って行きたい気持ですよ。

まあ、そうも言ってられないので、同じく染み出し防止のクリアを吹いた後に赤を吹いて、

さて、果たして結果は如何に・・・・

どうか苦労が報われますように、と祈りながらテープを慎重に剥がして行きます。
勢い良く引っ剥がしたりすると、特に細い部分なんかで余計な所の塗膜まで一緒に持って行かれる事がありますからね。ここは焦らず落ち着いて・・・


やはり何ヶ所か汚くはみ出していますが、まあこんなモンでしょう。
この程度であれば、多少はコンパウンドで削り落してキレイにする事もできるだろうからヨシとします。

全体像はこんな感じ。

結構キレイに決まりました。
うむ、こうしてみると特にリアのオバフェン周りなんかは前回とは段違いの出来。
いやあ、苦労した甲斐があったかも。

この後、ボンネットとトランク部のゼッケンマークもホルベインマスキングフィルムでマスクして黒塗装。
前の「7」は、ボンネットの分離ラインに掛かるので、デカールよりも塗分けの方がエッジ部の境界部のガタ付きを少なく押さえる点でヨイかな?と思った為の作業。
ちなみにサイドの黒文字白中枠線のゼッケンは自作デカールとします。
狭いエリア内にある白中枠線をマスキングで表現するのはかなり難儀しそうなもんで・・・・





さて、このC3レーシングは、11/7、8の二日間で行われるJMCにB!Mの参加作品の一つとして持ち込む予定のものです。
8月の中盤に始めた頃には速攻で完成できるだろう、と思っていたのですが、実際はご覧の通り日に日に進捗が鈍る始末であります。
このペースだと正直、JMCへの出品も危ないかも?
ちょっと今後の進捗予定を見積もってみましょう。

 デカール印刷とクリアコート   1日
 デカール貼りと乾燥       1日
 デカール糊水洗と乾燥      1日
 1次クリアコート        1日
 クリア乾燥           3日
 クリア中磨ぎ          1日
 クリアオーバーコート      1日
 クリア乾燥           7日
 磨ぎ出し            1日
 小物取り付け          1日


ギリギリOUT!?

うーむ、オーバーコートクリアの乾燥期間を5日に短縮して対応せねば・・・・
ちょっとヤバイかも・・・・

2009年10月13日火曜日

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette No.5 Inkscape

遂に新型インフルエンザの脅威が我が家族に襲い掛かった連休明けの今日、皆様方におかれましては身体にどうぞお気をつけ下さいます様。(結びか?)


さて、前回のデカール失敗により、もう1個同じキットを購入しての再挑戦と相成った訳でありますが、前回はシュリンクパッケージでありながらのあのデカール状態。今回も同様にシュリンクパック品を購入したもののデカールの退色具合はやはり変わらず。しかも今回は黄ばみまで出ている始末。
そういう事でそれを受けて今回の再挑戦は、
 ・赤部分はマスキング塗分け
 ・加えて各種ロゴマークを自作デカール
この方法で行く決心をしました。

決心の理由として、この車種、赤部分内にあるロゴマークはほぼ全て白枠線で覆われています。
であれば、その部分をマスキング白抜きとしてその上から白下地のインクジェット印刷デカールを貼る事で、しっかりした発色と、白下地デカールを使用する事による切断面の白地露出も目立たせない事ができるのではなかろうか?と考えた訳であります。

そうなると、それにあたり課題となるのは自作するロゴデカールをどれだけ鮮明に印刷できるかどうか、であります。
一応、キットのデカールをスキャナーでコピーしましたが、そのままでは細かい部分が潰れてしまい使えたモンじゃあありません。
こういう時、イラストレーター系のソフトなんかがあれば、綺麗なロゴが作れるのでしょうが、あんな高価なソフトおいそれと買えないよなあ、と思いながらネットを俳諧していた所、イラストレーターlikeな高機能且つフリーのソフトを発見!
それがタイトルにある「Inkscape」というヤツです。
この手のソフトは殆ど使った事が無いので、UIが日本語であり、わかり易いマニュアルやチュートリアルがある事が望まれるのですが、これは幸いにも日本語対応。OSXの場合は別途日本語化バッチをあてる必要がありましたが、紹介サイトの手順に従って簡単に対応する事ができました。
で、早速チュートリアルサイトを見ながら兎に角色々弄ってみました。
曲線の描き方を把握するのに苦労したり、コピーしたいロゴ画像ファイルの形状抽出等の扱い方が判らなかったり、悪戦苦闘する事約2週間。
自宅での自由時間の大半をこのソフト弄りに費やし、何故か異様な程の精神的消耗を招くその作業から、キット工作の方の進捗も著しく悪化しましたが、まあ何とか形状と書体の大まかなコピーまでは出来ました。

そんなんで最初は結構苦労しましたが、慣れてくるとシンプルな形状でイラスト的なロゴだと数分もあればサクサク作れるようにまでなりましたよ。


デザインが決まったら次の課題は色合い。
一部のロゴについては、車体の赤部分と同じ色をベースにしているので、ラッカー塗料の赤とプリントデカールの赤を完全は無理にしてもできるだけ近似色にしておく必要があります。
そこで、手持ちのラッカー系赤何色かのカラーチップを用意して、ソフトのカラーコード指定と印刷の設定を色々弄って近くなる組合せを探します。

だけどどんだけ頑張っても印刷される赤の発色の方が劣るのですよ。
これはもうプリンターの限界でしょうか?
これ以上は追い込めきれそうもないので、ちょっとイマイチかな?とは思いつつもクリアーコートによる落ち着かせ効果にも期待して、双方の色設定を決定する事とします。


さて、ロゴ対応もこのようにどうにか前進しましたので、ある所から平行して再購入キットのボディパーツの下地作りも始めました。

前回の大失策部分、リアのオバフェン接着を忘れず実施。
しかも前回追い込み切れなかった実車同様の叩き出し形状を、パテを盛りながら工作。

5Loop位でなんとか完了。


続いてフロントグリル。
レーサー仕様はバンパーと共にグリル周りのトリムも取り外されている為か、ボディの奥まった所に在るように見えるので、

キットのトリム部分を切り取って、ボディの裏からはめ込める様にしました。


ホイールは当初シルバー一色だったのですが、どうもWebで見かけた写真だと不鮮明ながら箱写同様リム部以外は全て黒塗りのようなので、ここは一発奮起してマスキングして黒塗り。

更にナットとセンター部分の枠はエナメルのシルバーで筆塗り。
かなり締まりましたね。これはやって正解でした。


更に進んでボディも白くなりました。
前回同様、Exホワイトにガルグレーを少々加えたクールなホワイト。


この後はいよいよボディマスキングによる赤の塗分けです。
さー、どーなるかしらん?